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更新日:2017年3月16日

各種戦略

「ひとつの存在(an entity)」及び「ひとつの文化的景観(a cultural landscape)」としての管理手法を反映した保存・活用の定義に基づき、以下の点を踏まえ、課題の解決・改善のための戦略・方法を明示しました。

  • A. 「アクセスや行楽の提供」と「神聖さ・美しさという特質の維持」という相反する要請の融合(fusion)を促す方法を定めること
  • B. 構成資産相互のつながり(relationship)を描き出し、構成資産と富士山との結合(link)に力点を置きつつ、どのように全体を「ひとつの存在(an entity)」として管理できるのかに関する方法を定めること
  • C. A・Bを踏まえ、構成資産相互のつながりに注目しつつ、それらを総体として捉える「ひとつの文化的景観(a cultural landscape)」の観点からの管理の方法を示すこと

また、それらの実施状況を的確に把握するため、経過観察指標を拡充・強化(Strengthen the monitoring indicators)しました。

さらに、上記のうち、特にA・Bについては相互に関連しており、各戦略・方法の内容には分かちがたく結びついている部分があるため、相互の関連性についても各々の戦略・方法において記述しました。

構造は以下のとおりです。

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